電車の車窓から振り返る景色は、
進行方向に向かう景色より早く流れる様に感じる。
同じ速度のはずなのに不思議なことだ。
それはあっという間に過ぎ去ってしまう時を振り返る様だ。
そして過去はそのリアルタイムよりも輝いて見える様に思う。
旅先でなんとなく買ったものが、家に帰った瞬間に輝き出すのに似てる。
時が経ってもなお色褪せない過去というのは、
意外と壁にぶち当たったりした時のことだったりする。
そう思うと、「いいんじゃん、不安なんて先取りしなくてもさぁ」って思う。
予測できることなんてつまらない。
理想通りの未来の方に今を当てはめて生きようとすると
窮屈になってしまうのが勿体無い。
そんなことをふと思うこの週末だった。