夢の話

最近面白い夢を見ます。

昨夜の夢のお話。

薄暗い建物の中から明るい緑の茂った外を静かに眺めている。

土間のようなところに椅子を置いて私は座っている。

首にはタオルをかけていて、木製のテーブルの上には冷えた麦茶の入ったグラスが置いてあり、左の肘をその手前に置いている。

でも私の視点は、明るい緑の中にある。

現実には知らない建物の中で、記憶にもない場所。

なんとなく南の方なのかな?というような植物の気配。

そしてドアの軋む「ギギギー」という音が響く。

「バタン」ということも、「ガチャリ」ということもなく、聞こえてくるのは

「ギギギー」だけ。

寝ながら私は「クレ556を挿してくれ〜」と思いながら、どこにあるか思いを巡らせる。

その所在は現実的な今住む家で、ここには無いことに気づく。

そこで目を覚ました。

まだ暗い時間。

寝付けず、本を読みながら程なく眠りに落ちたのだが、まだ軋む音がする。

そして、また目覚め、また本を読みながら眠りに落ちた。

そうやって朝を迎え、「クレ556」を買いに行かねばと思っていることに驚いた。

木のテーブルも、その土間のひんやりとした風も、ドアさえも夢の中で視野には入ることはなかった。それなのに形や匂いをイメージすることができる。

その姿も見せずに、軋む音だけでこんなにも脳内を支配されていることが、すでに恐怖でしかない。笑

脳って面白い。