二十四節気 穀雨 七十二候 葭始生(あしはじめてしょうず)

2019年4月20日
二十四節気 穀雨 七十二候 葭始生(あしはじめてしょうず)

昨日の満月は綺麗だったなぁ。

定年退職してから畑を作り始めて20年近くなる叔母が、
「満月に大根を引く(抜く)と筋が立つ」と言っていた。

月は植物の成長に大きな影響を与えている。

土に落ちたタネに天から雨が降り注ぐ季節に入ろうとしている。

この世界に生きる民族のどれだけたくさんの人が、
次世代を担う植物のタネの一つである穀物を主食としているのだろう?

米、麦、トウモロコシ、モロコシ、ジャガイモ、タロイモ、ヤムイモ、キャッサバ、大豆などの豆類など全部はわからないけれども思い浮かべただけでこんなにたくさんの種類のタネを人は食べている。

米や小麦などは一粒でお腹は満たされなくて、たくさんいただいて今日の糧とし命を繋いでいる。

大地に植えればよりたくさんの命を育み何十倍にも何百倍にもできるかもしれないものをタネのうちに食べる。

大地と恵みの雨に触れることなく人の命をつなぐ。

そして増やし、また翌年に誰かの命をつなぐために大地に、
太陽に、月に、雨に新しい穀物が育まれる。