4月25日 七十二候 霜止出苗

霜止出苗(しもやみてなえいずる)

寒さが和らぎ苗が育ち始める頃。
苗は日本では特に稲の苗のこと。

七十二候には略本暦(日本)と宣明暦(中国)の暦があって
それぞれの季節感や、文化などの違いで響くところがちがっていて面白い。

二十四節気は古代中国から渡ってきてそのまま使われている。
5日ごとに移り変わっていく七十二候の名称は日本人に馴染むように何度か改訂されたらしい。

国がちがう、文化がちがう、言葉がちがう。
他にももっと色々ちがっても季節を感じて、それを言葉にして、
暦に記す気持ちは同じで、誰かと分かち合いたい気持ちも同じなんだと思うと
色々話してみたくなる。

もうすぐ田植えの季節だなぁ。
整然と植えられた苗が成長していく様子を見るのが好きだった。

次の候が始まる時は令和に変わって、そのまた次は立夏を迎える。
夏がそこまで来ている。