六月一日七十二候 麦秋至

ついに6月が始まってしまった。

早いもので、今年ももう半分を終えようとしている。

今日は(むぎのあきいたる)平安時代の暦では衣替えをする頃。

日に日に暑くなる季節のはずが、今年はすでに猛暑日があった。

旧暦との開きはあれどそれ以上に季節のズレを感じてしまう。

秋に行われていたはずの体育祭が、あまりもの暑さで最近は梅雨前に行われるところが増えた。

今日は、娘の母校に中学のPTAとして校長先生とともに来賓として列席した。

この辺りはここ数年急激な高層マンションの乱立で子どもが増え続けている。

今回の体育祭も、間借りした隣の小学校の校庭で行われていた。

どちらかというと、街中すぎてドーナツの穴の中だったような地域。

小学校は1クラスが当たり前だったのがここ数年で5倍ほどの生徒数になろうとしている。

落ち着いてしまうと、そのあとは続かないのも見えている。

子ども達が熱心に応援合戦を繰り広げているのを、目頭を熱くしながら見ていた。

少子化の今、子どもが溢れることがここではおこっていて、その子ども達はみんな元気で、大きな声でエールを叫びあっている。

この子達がみんな幸せな未来であって欲しい。