魂をこめると、ものだって生きるのです。

いつもきれいな音に癒されるカリンバちゃん。
私の手元に来てからもう6、7年になる。
このカリンバの作者の方が近くに来られてるということで
メンテナンスをしてもらおうとイソイソともって出かけた。

そして彼がメンテナンスの為に手にしたときドキッとした。

今までも「作品を作る人の手」と「その作品に触れる手」を
見て来た私はかなりの手フェチで、
「作者の手とその作品」はとてもしっくりくることを
よ〜く知ってるつもりだった。

カリンバは手に包むように持って演奏するものだし、
だれにでも簡単に音が出せる親しみやすい楽器なので
たくさんの人が私のカリンバを手にする姿を目にして来て
今回は衝撃を受けて思わず写真を撮らせてもらう程だった(笑)

優しくそっと触れる人が多いなかで
丁寧に強くそしてやさしく調整作業は愛に満ちていて
(私にはそう感じられてガン見してました(笑))
長い時間を経ても、作者とカリンバの信頼関係は変わっていないんだと
少しカリンバちゃんに嫉妬してしまうほどだった(笑)

魂をこめて作られるものはちゃんと生まれて
ちゃんと生きているのだよね。
お父さんと息子の様なそんな関係だった。

カリンバちゃんはカリンバくんだった(笑)

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