変な夢を見た。末期ガンで来年のお正月は迎えられないかもしれないと
言われている叔父の夢で、姿、形は叔父そのものなんだけど身長が1メートル
ほどしかない夢を見る。このまま小さくなって消えてなくなるときに叔父は
天国に帰るんだー。と夢の中の私は納得していた。変な予感がして娘の保育園を休ませて
お見舞いに出かけた。食べやすいもので何かないかな?柿の葉寿司とプリンを買っていく。
行くと叔父は痛々しいほど痩せていたがふつうに話せて「またくるからね」と握手して
10分ほどで叔母の家に引き上げた。
夕食を食べようとナスのみそ炒めを作りながら叔父はナスが嫌いで、
今は家に居ないから今日はナスを食べようと決めていたと話していた。
娘もご機嫌でたくさん食べて、お茶を飲みながら六甲おろしを娘が大きな声で歌って
楽しく盛り上がっていた時電話がなった。叔父の様態が急変したと病院からだった。
慌てて車で病院に向かう。雨が降っていて静かな夕暮れだった。
叔父は先ほどの病室にはおらず、個室に移されていた。
呼吸困難に陥り、意識を失ったらしい。医師からも身内に連絡するように進められた。
娘も緊張の面もちで静かにしていた。